マンションで光回線を契約するときは設備や配線といった細かい事項の確認が必要なため、少々複雑に感じているのではないでしょうか。
「自分の住んでいるマンションはどういう形で契約するの?」と疑問に思っている人も多いはずです。
そこで今回はマンションで光回線を契約する方法を詳しく解説していきます。
お住まいのマンションの状況に応じて、パターン別に契約方法を紹介するので参考にしてみてください。
初めまして、ひかりmamaです!10年以上インターネット回線のコールセンターで働いていました。複雑でわかりにくいネットや電話の契約について、少しでもわかりやすい説明ができればいいなと思い、このサイトを立ち上げました。 何かわからないことがあれば、いつでもお問い合わせくださいね。
1.マンションで光回線を使うまでの流れ
まず最初にマンションで光回線を使うまでの流れを解説していきます。
建物の設備やお住まいの地域によって細かくは異なりますが、大まかな流れは基本的に同じなので抑えておいてください。
【マンションで光回線を使うまでの流れ】
- 加入できるサービスを探す
- 申し込み手続きを行う
- 開通工事を行う
- 利用開始
では、それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。
①加入できるサービスを探す
まず最初にお住まいのマンションで加入できる光回線を探していきます。
居住地域やマンションの設備によって加入できる光回線が異なるので事前に確認しておきましょう。
光回線の公式サイトにアクセスして、エリアチェックのページから住所や建物名を入力すれば対応状況がチェックできます。
加入できるサービスを予め把握した上で、どの光回線に加入するかを決めていきましょう。
②申し込み手続きを行う
加入する光回線を選んだら申し込み手続きを行っていきます。
基本的には公式サイトから手続きが行えるようになっており、必要事項を記入するだけで完了となります。
新規入会キャンペーンなどを実施している光回線も多いので、申し込みの際に併せてチェックしておきましょう。
③開通工事を行う
光回線を導入するに当たって開通工事を行います。
後で詳しく解説しますが、マンションの設備によって工事の内容が異なります。
作業に関しては事前に日時を予約して行います。
工事内容によって立ち合いが必要なケースもあるので、事前に把握しておきましょう。
④利用開始
開通工事が終わり、パソコンなどを光回線に接続すれば利用開始となります。
快適な高速回線を楽しんでください。
2.マンションで光回線に契約する際に確認すべきポイント
マンションで光回線に契約するときに確認すべきポイントとしては以下の4点が挙げられます。
- 導入状況
- 配線方式
- 工事の種類
- 管理人への許可
光回線への申し込みをする前に、それぞれの項目を把握しておくようにしてください。
①導入状況
マンションに光回線の設備がどういった形で導入されているかを確認してください。
主なパターンとしては以下の3つがあります。
- インターネット完備:各部屋まで光回線設備が導入されている。入居してすぐにネットが使えるがサービスは選べない。他のサービスを使う場合、個別契約が必要
- インターネット対応:マンションの共用部まで光ファイバーが導入されている。導入されている光回線に加入できる(光コラボ系or独自回線系)
- インターネット未導入:マンションに光回線の設備なし。戸建てプランでの個別契約が必要
マンションのオーナーや管理会社に確認をして、光回線の導入状況を聞いてみてください。
「インターネット対応」の場合は、どの光回線の設備が導入されているかを確認しましょう。
フレッツ光の設備であれば光コラボ系に加入することができますが、独自回線のNURO光やauひかりには加入できません。
「インターネット未導入」の場合は、光ケーブルを建物まで新たに引き込む必要があるため、開通工事を行う許可を管理会社やオーナーから得る必要があります。
②配線方式
マンションの配線方式の違いによって通信速度に差が生じるので必ず確認しておきましょう。
主な配線方式は以下の3つです。
配線方式 | 通信速度 | 特徴 |
---|---|---|
光回線方式 | 最大1Gbps |
|
VDSK方式 | 最大100Mbps |
|
LAN方式 | 最大100Mbps |
|
最もスペックが高いのは各部屋までの配線を光ファイバーで行う「光回線方式」で、最大1Gbpsの快適なネット環境が得られます。
しかし、マンションによっては電話線で配線する「VDSK方式」も多く、光回線の公式サイトでいくら「最大◯Gbps」と書かれてあっても、最大100Mbpsしか出ません。
光回線の高速通信を活かすのであれば「光回線方式」がおすすめなので、申し込み前に配線方式を把握しておきましょう。
③工事の種類
マンションの光回線の工事は基本的に共用部の光回線設備から各部屋まで配線するという内容になっています。
しかし、光コンセントの有無によって工事内容が大きく異なるので部屋の中を確認してみてください。
③−1.光コンセントがある場合
部屋の中に光コンセントがある場合、作業員がマンションまで来て作業を行う必要がありません。(※フレッツ光・光コラボに限る)
送られた機器を光コンセントに接続すれば利用開始となります。
「無派遣工事」と呼ばれるタイプで作業が少ない分、工事費も安く済みますし、立ち合いも不要です。
作業もすぐに終わるため申し込んでから利用開始までの期間も短く済みます。
③−2.光コンセントがない場合
光コンセントがない場合は、共用部から各部屋への配線を行い、部屋の中に光コンセントを設置する工事を行う必要があります。
工事の立ち合いも必要となりますし、光コンセントを設置する場所も決めなければなりません。
光コンセントは電話線の近くに設置するのが一般的ですが、後付けになるため見た目が気になるかもしれないので注意してください。
作業内容が多く、費用もかかってしまいますし、申し込みから利用開始までの期間も長くなってしまいます。
④管理人への許可
以下のケースに該当する場合は、光回線の開通工事を行う前に管理人やオーナーへの許可を取る必要があります。
- インターネット未導入のマンションで光回線に加入する
- 導入されている光回線以外に加入する
上記に該当する場合、屋外の電柱から光ケーブルを建物に引き込んで、自分の部屋まで配線しなければなりません。
通常とは異なる工事内容になるため、許可なくやるとトラブルに発展してしまいます。
3.【パターン別】マンションで光回線を契約する方法と注意点
マンションで光回線を契約するときの方法と注意点をパターン別に紹介していきます。
契約時の主な流れとその際の注意点をそれぞれ把握してください。
①【インターネット完備】のマンション
インターネット完備のマンションは既に各部屋まで光回線が配線されている状態なので、入居後すぐにインターネットを使い始められます。
申し込みや工事も必要なく、機器を接続するだけで済むので非常に楽ですね。
①−1.Wi-Fiルーターの購入が必要な場合がある
導入されているインターネットがLANケーブルを用いた有線接続にしか対応していない場合、無線LANを利用するためにWi-Fiルーターを購入しなけれればなりません。
スマホやタブレット、ゲーム機、スマート家電など、Wi-Fiでインターネットを使う場合には、無線ルーターが必須なので市販品を用意してください。
①−2.通信速度は使うまでわからない
物件によって導入されているインターネットの通信速度は大きく異なります。
快適に使えるネット回線が導入されているケースもあれば、使い物にならない場合も多々あります。
住人全員で共有して使うため曜日や時間帯によって回線が混雑して、速度が低下するといったことも起きやすいのが特徴です。
①−3.個別契約ができない物件もある
導入されている光回線が遅すぎる場合、他社のサービスに契約したいと思うかもしれませんが、光回線を個別に契約できないケースがあるので注意してください。
別の光回線を導入するための許可が下りない場合は、工事不要で使えるポケットWi-Fiやホームルーターの利用を検討してみましょう。
②【インターネット対応/導入済】のマンション
インターネット対応/導入済みのマンションでは、対応している光回線に加入することができます。
- フレッツ光系:フレッツ光や光コラボに加入できる
- 独自回線系:導入されているサービスに加入できる(NURO光、auひかりなど)
まず最初に導入されている設備がどのサービスに該当するのか管理会社に問い合わせてみましょう。
その後に加入できるサービスへ申し込みを行い、工事を経て利用開始となります。
②−1.対応している光回線に加入する
インターネット対応/導入済のマンションでは、対応している光回線にしか加入できません。
例えば、フレッツ光の設備が導入されているマンションで、独自回線のNURO光に加入することは難しいでしょう。(※導入に当たって管理会社の許可が必要です)
お住まいのマンションがどの光回線の設備を導入しているのかを事前に把握しておけば、比較するサービスの数もかなり絞り込めます。
③【インターネット未対応】のマンション
インターネット未対応のマンションの場合は、個別に光回線を契約する形になります。
好きなサービスが選び放題な一方で、個別契約の場合、光ケーブルをマンション内に引き込む工事を行う必要があるため、そもそも工事の許可が取れなければ光回線の導入はできません。
そのため、まずは管理会社に問い合わせて、光回線自体が導入可能かどうかを確認してみてください。
4.おすすめの光回線を紹介!
光回線は「スマホセット割」を基準に選ぶのがおすすめです。
各スマホユーザーごとにおすすめの光回線としては以下のようになっています。
スマホ会社 | おすすめの光回線 | スマホセット割 |
---|---|---|
ソフトバンク | NURO光orソフトバンク光 | 最大1,100円/月割引 |
ドコモ | ドコモ光 | 最大1,100円/月割引 |
au | auひかりor eo光/コミュファ光/BIGLOBE光 | 最大1,100円/月割引 |
その他/格安スマホ | NURO光orドコモ光 | ー |
お使いのスマホに応じて加入する光回線を選んでみてください。
それぞれの光回線の詳しいサービス内容については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧になってみてください。
【記事①のリンク】
5.まとめ
マンションで光回線を契約する方法や注意点について解説しました。
戸建て住宅と比べてマンションは設備状況や配線方式など事前に把握することが数多くあるので、光回線への加入を躊躇する人も多いかもしれません。
しかし、基本的にはマンションのオーナーや管理会社に問い合わせれば一発で確認できるので、まずはマンションの現状をチェックしてみましょう。
自分が住んでいるマンションの状況を把握した上で、自分に合う光回線を選んでみてください。
料金がお得&快適に利用できるおすすめ光回線5社
おすすめの光回線が知りたい
そんなお悩みをお持ちの方には、以下の光回線をおすすめします。
料金がお得&快適に利用できる光回線5社を選びました。
おすすめ光回線5社 | |
---|---|
●ドコモ光 ●NURO光 ●ソフトバンク光 ●auひかり ●GMO光アクセス(とくとくBB光) |
速度重視で光回線を選びたい人はこちら >>>【光回線の速度比較】測定値から見るおすすめの光回線ランキング
どうしてこの5社なの?どれを選べばいいの?
自分にぴったりな光回線を見つけたいけど、種類が多くてどれを選べば良いかわからない…
実は、自分にぴったりな光回線を見つけるのは実は簡単なのです!
というのも、お使いのスマホによって最適な光回線が決まります。
まずは「失敗しない光回線の選び方」を確認しましょう
- ✔「全国エリアに対応」「利用者が多い」光回線の中から「1番安い」光回線を選ぶ
- ✔全国エリアに対応→どこでも誰でも利用可能
- ✔利用者が多い=信頼の証(安心して使える)
- ✔1番安い光回線は携帯キャリアによって異なる
- ✔通信速度重視ならauひかりやNURO光がおすすめ ※ただし提供エリアが限られる
そして、基本的には携帯キャリアに合わせて選ぶとセット割引で安くなります
※セット割引がない、割引額が少ない人にはGMO光アクセス(とくとくBB光)がおすすめです。
光回線はスマホとのセット割引を考慮して選ぶことで、必然的に1番安くなりますよ!
携帯キャリア別 最安になる光回線
キャリア | 最安になる光回線 | 解説 |
---|---|---|
ドコモ | >ドコモ光 | 詳細 > |
ソフトバンク ワイモバイル | 対象エリア内なら >NURO光 対象エリア外なら >ソフトバンク光 | 詳細 > |
au UQモバイル | 東海・関西・沖縄以外なら >auひかり 東海なら >コミュファ光 関西なら >eo光 それ以外なら >So-net光、>ビッグローブ光 | 詳細 > |
その他格安スマホ ├ 楽天モバイル ├ LINEMO ├ ahamo └ povo | >GMO光アクセス(とくとくBB光) | 詳細 > |
ポイントまとめ
- 基本的には携帯キャリアに合わせて選ぶ→セット割引で安くなる
- セット割引がない、割引額が少ない人にはGMO光アクセス(とくとくBB光)がおすすめ
- 通信速度重視ならauひかりやNURO光がおすすめ ※ただし提供エリアが限られる
なので「おすすめ光回線5社」の中から選べば間違いありません