「住んでいる賃貸マンション・アパートに光回線を導入したい」と考えた場合、気になるのが「賃貸で勝手に光回線の工事をしていいのか」ではないでしょうか。
賃貸で光回線を使いたい場合、まず大家さんや管理会社に工事の許可が必要かを確認しましょう。
今回は「賃貸で光回線工事する場合の手順やコツ」「賃貸で工事の許可が必要ないケース」について解説します。
初めまして、ひかりmamaです!10年以上インターネット回線のコールセンターで働いていました。複雑でわかりにくいネットや電話の契約について、少しでもわかりやすい説明ができればいいなと思い、このサイトを立ち上げました。 何かわからないことがあれば、いつでもお問い合わせくださいね。
まずは賃貸物件に光回線が導入されているか確認しよう
賃貸物件で光回線を使いたい場合、まずは物件に光回線が導入されているか確認しましょう。確認方法は以下の4つです。
- 賃貸情報サイトで調べる
- 管理会社・オーナーに問い合わせる
- 光コンセントの有無を調べる
- 光回線事業者の公式サイトで住所検索する
賃貸情報サイトで設備をチェック
賃貸情報サイトで「光ファイバー完備」と表記されているなら、光回線の工事済み。契約手続きも工事もなしで光回線が使えます。
「光ファイバー対応」だと、契約・工事が必要な可能性があります。
管理会社やオーナーに問い合わせる
賃貸情報サイトで調べられない場合は、管理会社やオーナーに問い合わせましょう。
直接問い合わせれば「契約可能な光回線のプロバイダ」など、より詳しい説明も聞けるはずです。
光コンセントの有無を調べる
部屋に光コンセントがあれば、光回線工事が終わっていると考えてOKです。
光コンセントは以下のようなもので、「光」あるいは「光SC」と書かれています。
内見時にチェックしてみましょう。
光回線事業者の公式サイトで住所検索する
光回線事業者の公式サイトで住所検索する方法もあります。
以下のサイトから住所で検索すれば、光回線が導入済みか確認可能です。
賃貸物件で使える光回線の契約プランは2種類
賃貸物件で使える光回線の契約プランは「マンションタイプ」「戸建てタイプ」の2つです。それぞれの違いを紹介します。
マンションタイプは料金が安くて工事も簡単
マンションタイプは「1本の光回線を入居者みんなで共有するプラン」です。回線を共有するので戸建てタイプに比べて料金が安くなります。
マンションタイプの工事は「共用部から自分の部屋に回線を引くだけ」です。
前の入居者が工事を済ませていた場合など、光回線業者による派遣工事なしで光回線が利用できるケースもあります。
戸建てタイプは速度が安定しているが料金は高め
「マンションタイプが使えない」「マンションタイプだと速度が遅くてイライラする」という場合には、光回線の戸建てタイプ(ファミリータイプ)が使えます。
戸建てタイプの工事では、光ファイバーを電柱から自分の部屋まで直接引き込みます。
ただし部屋がマンション高層階にあるなど、引き込みが難しい場合は契約・工事できません。また戸建てタイプはマンションタイプより月額料金が高くなります。
マンションタイプ/戸建てタイプがおすすめな人の特徴
マンションタイプと戸建てタイプがおすすめな人の特徴をまとめました。
マンションタイプ向き | 安さ重視、工事の簡単さ重視の人 |
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戸建てタイプ向き | 通信速度・安定性重視、自分の好きな回線を使いたい人 |
工事の工程
光回線の導入工事の工程を、マンションタイプ・戸建てタイプにわけて紹介します。
マンションタイプの場合
マンションタイプの工事内容は以下の3つです。
- マンション共用部から部屋への配線工事
- 部屋内に光コンセント設置
- 光コンセントと光回線終端装置(ONU)・ホームゲートウェイをつなぐ
下の図では共用スペースからホームゲートウェイまでです。
戸建てタイプの場合
戸建てタイプの工事内容は以下のとおりです。
- 電柱から光ファイバーを部屋に引き込む
- 部屋内に光コンセントの設置
- 光コンセントと光回線終端装置(ONU)・ホームゲートウェイをつなぐ
賃貸で光回線を使う時の注意点
賃貸で光回線を使うときは、管理会社・大家さんの工事許可が必要です。許可なしで工事すると、工事が中断するかもしれません。
「工事が必要ない場合」「工事が必要な場合の手順」を紹介します。
許可が不要な場合
マンションタイプが導入されている賃貸物件では、基本的に許可不要です。
あらかじめ入居者が光回線の工事をするとわかっているからです。
許可が必要な場合
導入されているマンションタイプ以外の光回線を利用したい場合は、許可を得ましょう。
管理会社が入っている物件なら管理会社に、大家さんが直接管理しているなら大家さんに連絡します。UR賃貸や公営住宅では「UR都市機構」「県や市の担当者」が連絡先です。
連絡時には以下の内容を伝えてください。
- 壁に穴を開けたり、ビスをとめたりする可能性があること
- 退去時に撤去工事が必要か
難しい言葉を使わず、穴あけやビスどめは「あくまで可能性」と伝えるのがコツです。
許可が取れない場合/光回線が引けない場合
光回線が利用できないなら、ホームルーターやモバイルWi-Fiの利用がおすすめです。
光回線が利用できないならホームルーターがおすすめ
ホームルーターとは置き型Wi-Fiのことです。
電波をキャッチしてインターネットに接続するタイプなので、工事は必要ありません。届いたルーターをコンセントに挿し、パソコンやスマホの設定を終えれば、すぐネットが利用できます。
モバイルWi-Fiより内臓アンテナが大きいため、通信が安定しやすいのもメリット。
ホームルーターを導入するなら、5G通信に対応した5Gルーターがおすすめ。
とくに人気が高いのは、「ドコモhome5G」です。速度・料金面ともに優位性が高いので、ドコモスマホユーザー以外にもおすすめです。
外出先でも使いたいならモバイルWi-Fiがおすすめ
光回線が利用できない場合、ホームルーターではなくモバイルWi-Fiを利用する選択肢もあります。
モバイルWi-Fiは持ち運びを前提としたルーターなので、「外出時にも使いたい」という方に適しています。
ただモバイルWi-Fiは通信が安定しにくいのがデメリット。オンラインゲームを楽しみたい人だと、ストレスを感じる可能性もあります。
賃貸物件におすすめの光回線(戸建てタイプ)
賃貸物件で新たに戸建てタイプの光回線を契約する場合、以下の回線がおすすめです。
- NURO光
- ドコモ光
- auひかり
おすすめ光回線の費用などをまとめました。
NURO光
料金 | 5,200円(3年契約) |
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速度 | 2Gbps |
工事回数 | 2回 |
ドコモ光
料金 | 5,720円(2年契約) |
---|---|
速度 | 1Gbps |
工事回数 | 1回 |
auひかり
料金 | 5,610円(3年契約) |
---|---|
速度 | 1Gbps |
工事回数 | 1回 |
まとめ
賃貸物件で光回線を使いたい場合には、まず賃貸物件の設備(光回線完備か対応か)を確認します。
光回線完備マンション・アパートなら、契約・工事は不要。「光回線対応」なら、対応プロバイダに契約・工事を申し込みます。
「マンションタイプが利用不可」「導入済み回線以外の回線を契約したい」なら、管理会社・大家さんに工事許可を得てください。許可を得てから、光回線事業者に連絡して戸建てタイプの契約・工事をしましょう。
料金がお得&快適に利用できるおすすめ光回線5社
おすすめの光回線が知りたい
そんなお悩みをお持ちの方には、以下の光回線をおすすめします。
料金がお得&快適に利用できる光回線5社を選びました。
おすすめ光回線5社 | |
---|---|
●ドコモ光 ●NURO光 ●ソフトバンク光 ●auひかり ●GMO光アクセス(とくとくBB光) |
速度重視で光回線を選びたい人はこちら >>>【光回線の速度比較】測定値から見るおすすめの光回線ランキング
どうしてこの5社なの?どれを選べばいいの?
自分にぴったりな光回線を見つけたいけど、種類が多くてどれを選べば良いかわからない…
実は、自分にぴったりな光回線を見つけるのは実は簡単なのです!
というのも、お使いのスマホによって最適な光回線が決まります。
まずは「失敗しない光回線の選び方」を確認しましょう
- ✔「全国エリアに対応」「利用者が多い」光回線の中から「1番安い」光回線を選ぶ
- ✔全国エリアに対応→どこでも誰でも利用可能
- ✔利用者が多い=信頼の証(安心して使える)
- ✔1番安い光回線は携帯キャリアによって異なる
- ✔通信速度重視ならauひかりやNURO光がおすすめ ※ただし提供エリアが限られる
そして、基本的には携帯キャリアに合わせて選ぶとセット割引で安くなります
※セット割引がない、割引額が少ない人にはGMO光アクセス(とくとくBB光)がおすすめです。
光回線はスマホとのセット割引を考慮して選ぶことで、必然的に1番安くなりますよ!
携帯キャリア別 最安になる光回線
キャリア | 最安になる光回線 | 解説 |
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ドコモ | >ドコモ光 | 詳細 > |
ソフトバンク ワイモバイル | 対象エリア内なら >NURO光 対象エリア外なら >ソフトバンク光 | 詳細 > |
au UQモバイル | 東海・関西・沖縄以外なら >auひかり 東海なら >コミュファ光 関西なら >eo光 それ以外なら >So-net光、>ビッグローブ光 | 詳細 > |
その他格安スマホ ├ 楽天モバイル ├ LINEMO ├ ahamo └ povo | >GMO光アクセス(とくとくBB光) | 詳細 > |
ポイントまとめ
- 基本的には携帯キャリアに合わせて選ぶ→セット割引で安くなる
- セット割引がない、割引額が少ない人にはGMO光アクセス(とくとくBB光)がおすすめ
- 通信速度重視ならauひかりやNURO光がおすすめ ※ただし提供エリアが限られる
なので「おすすめ光回線5社」の中から選べば間違いありません