フレッツテレビを導入する時に、戸建てだと必ず案内されるのが共聴工事(共聴設備接続工事)という配線工事。
値段は19,800円と決してお安くありません。
できることならなるべくお金をかけずに工事をしたい、自分でできるなら自分でやりたいって思うのは当たりまえですよね。
けれど実際に共聴設備接続工事ってどんな内容なんでしょうか?
実は必ずNTTに頼まないとできない工事というわけではありません。
きちんと工事内容を知れば、実際に自分でできるのか、もしくはお願いしないといけないことなのかを判断することもできます。
場合によっては、そもそも共聴工事を頼まなくてもいいことだってあるんですよ。
今回はそんなフレッツテレビの工事費用を安く済ませるための方法をお伝えしたいと思います。
フレッツテレビの工事をすでに頼んでしまって工事前の人も、目を通しておけば工事費用がお安くなる可能性もあるので、ぜひ最後までご覧くださいね。
今回の内容は、ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボ回線のテレビオプション工事にも当てはまります。光コラボ回線でテレビ工事をなるべく節約したいと思っている人も、参考にしてくださいね。
初めまして、ひかりmamaです!10年以上インターネット回線のコールセンターで働いていました。複雑でわかりにくいネットや電話の契約について、少しでもわかりやすい説明ができればいいなと思い、このサイトを立ち上げました。 何かわからないことがあれば、いつでもお問い合わせくださいね。
そもそも共聴工事ってどんな工事?
共聴工事は正しくは共聴設備接続工事という工事で、簡単に言ってしまうと
宅内に配線されているテレビ配線を使って、各部屋でテレビを観れるようにする導入工事
です。
一戸建ての家の場合、よっぽど古くない場合は建築時にテレビ線も壁の中に配線されていることがほとんどです。
なので各部屋の壁には、こんなテレビの差込口がありますよね。
この差込口がある部屋すべてでテレビを観れるようにする工事が共聴工事です。
こちらのページを見れば、工事範囲がわかりやすいと思います。
出典:NTT西日本HP
ピンクで囲まれている配線部分の工事が、共聴工事の工事範囲ですね。
共聴工事を依頼すれば、各部屋に設置されているTVの配線や、DVD・ブルーレイなどの録画機の配線、テレビのチャンネル設定まですべて行ってくれます。
またこちらのページでもわかりやすく説明されています。
配線の方法は、もともとある配線によって異なるのでいろいろなパターンがあります。
場合によっては露出配線が必要になったり、もともと設置されているマルチメディアボックスからの配線を利用したりと様々です。
けれど基本的には、回線終端装置から宅内のTV配線を使って各部屋までテレビの信号を流すという工事です。
ちょっと難しそうと思いますか?
確かに分配器の位置や宅内の配線などがわかっていなければ、自分で行うことは難しいかもしれません。
もしここまでで無理だなーと思う人は、諦めてNTTに共聴工事まで依頼をしましょう。
そのほうがもちろん安心ですし、工事が終わったらすぐにテレビを観る事ができます。
けれど
「なんとなく自分でできるかも」
「配線などはわかっているので節約のためにも自分でやりたい!」
という人は、ここから先も読み進めてみてくださいね。
ちょっと悩む方は、工事費用をもう一度確認してからでもいいかもしれません。
共聴工事が自分でできるかどうかの判断ポイント
まずは共聴工事が自分でできるのか、もしくは頼まなくていいのかの判断ポイントをお伝えしますね。
これに該当しない場合は、頼んでしまったほうが早いことも多いので注意してください。
- 新築?
- マルチメディアボックスはある?
- TVは何台視聴する?
- TVを視聴したい部屋にテレビ端子がある?
- 壁の端子の形状は?
では、ここからひとつずつ説明していきますね。
新築?それとも既築?
まず共聴工事を頼まなくてもよくなるのが、新築の家です。
既築の家だとアンテナやケーブルテレビなど、何らかの方法で今までTVを視聴してきたはずなので、そこから配線を変えたり信号が流れる向きを変更する必要があります。
けれど新築の家の場合は、家を建てるときにTVの視聴方法についてもハウスメーカーなどと話し合う機会があると思います。
そんなときにすでにフレッツテレビでTVを視聴することが決まっている場合は、それをハウスメーカー側に伝えましょう。
あわせてルーター(回線終端装置)を置く部屋や場所なども決めておき、そこからのTV配線を作ってもらっておけば簡単です。
そうすればNTTへ依頼する工事は、回線終端装置のみの設置ですむので19,800円の共聴設備接続工事は不要になります。
ただし新築でも分譲など既に建っている状態で購入した場合は、TV配線がどうなっているのかをきちんと確認しておき、自分で多少の配線をいじる必要があります。
屋内の配線図など図面があるようであれば、前もってもらっておいたほうが安心ですね。
マルチメディアボックスはある?
最近新築の家には、マルチメディアボックスと呼ばれる宅内のLAN配線や電話設備等をすべてまとめて1ヶ所に集めている場所を作ることも多いようです。
そういった場合は、マルチメディアボックスにTVの配線もまとめてしまえば工事も自分でできる可能性がかなり高くなります。
実際にマルチメディアボックスにTV配線をまとめた場合の共聴工事内容はこちらです。
出典:NTT西日本HP
マルチメディアボックス内に光の回線終端装置を置いてしまうので、そこから各部屋へ繋がっているTV線の大元部分につなぐだけです。
そして各部屋にあるマルチメディアコンセントのTV端子にテレビ線をつなげれば、TVは観れるようになります。
マルチメディアボックスを作る場合は、ハウスメーカーに前もってボックス内の配線について確認しておけば安心ですね。
回線終端装置を設置した後に、どこに何をつなげばいいのかまでなるべく詳しく聞いておいてください。
そうすればNTTへはマルチボックス内へ回線終端装置を設置してもらい、そこからは自分でTV線をつなげばいいだけなので、共聴工事は不要になります。
TVは何台視聴する?
フレッツテレビを申し込みたいけれど、TV自体を1台しか視聴しない場合はそもそも共聴設備接続工事は不要になります。
もちろん「工事時にはTV1台だけど、今後子供部屋にも増やす予定」といった時には共聴工事が必要です。
けれど今後もずっと1台から増やすつもりはないのであれば、単独配線工事のほうが料金がお安くてお得です。
特に回線終端装置の設置場所とTVの位置が近いのであれば、自分でテレビの同軸ケーブルを購入して接続すれば、単独配線工事も依頼せずにすみますよ。
共聴工事は各部屋のテレビ端子を利用してTVを視聴する方法なので、今後のTV視聴を決めた上で依頼が必要になります。
TVを視聴したい部屋にテレビ端子はある?
少し古い家などだと、テレビの端子が各部屋にない場合があります。
そしてそんなテレビ端子がない部屋でテレビを視聴したい場合。
もし1台だけでの視聴なのであれば、自分で回線終端装置からの配線を行うか、もしくは単独配線工事の依頼でOKです。
けれど複数台でテレビを視聴したくて、テレビ端子がない部屋でも見たい場合は共聴工事を依頼したほうがいいと思います。
また端子がない部屋へは同軸ケーブルの露出配線になってしまう場合も考えられます。
そういった場合は、太い同軸ケーブルが壁際を張ってしまったり、また工事料金も共聴工事の料金以外にかかってしまう場合も考えられるので注意してくださいね。
壁のテレビ端子の形状は?
最近はほとんどないとは思うのですが、壁にあるテレビの端子が丸くない場合。
フィーダー線と呼ばれる、線を2手に分けてぐるぐるっと銅線を巻くような感じで壁から繋がっている場合は、この端子自体の交換が必要になります。
またその場合は壁の中の配線自体も古くて細い場合が多いので、ブースターという電波を強くする機械を設置しなければいけないことがあります。
この端子の交換もブースターの設置も、それぞれ共聴工事には含まれていないオプション工事になります。
けれど自分でそのすべての工事を行うのは大変なので、もしそういった場合はNTTへ依頼をしてしまった方が安心です。
端子の交換はひとつ3,830円、ブースターの設置は13,200円で行ってくれます。
(それぞれ税込)
共聴設備接続工事を依頼しない場合の注意
ここまで読んでみて、共聴設備接続工事を依頼しないと決めた場合。
ひとつ注意をしてほしいのが、共聴工事を依頼しなければ工事が終わっても自分で何かしらの配線をしなければテレビは観れないということです。
フレッツテレビを申し込んでいれば、TV端子もついている回線終端装置をNTTが持ってきてくれて設置まではしてくれます。
けれど共聴工事や単独配線工事を依頼していなければ、TVが映るかどうかさえ確認せずにNTTの工事者は帰ってしまいます。
なのでそこからは自分で配線をしなければいけません。
万が一うまくいかなかった場合は、またNTTへ共聴工事だけを依頼する必要が出てきてしまいます。
そうなるともちろんその日にもう一度工事をしてくれるわけではなく、改めて工事ができるのは少なくても1週間後以降になってしまうでしょう。
ということは、1週間はTVがまったく見れない状況が続くことになってしまいます。
共聴工事を依頼しない場合は、万が一自分でできなかったときにはしばらくテレビが見れないということを頭に入れた上で、依頼するかどうかを決めましょうね。
できるかわからないけれど、自分でやってみたい場合の対策
万が一うまくいかなければ1週間テレビが見れないリスクは大きいけれど、でもできるかもしれないのに19,800円を無駄に支払うのもいやだ!
そんな場合におすすめなのは、一度フレッツテレビ申し込みの際に共聴工事を依頼して、工事当日に不要であれば工事を断ってしまう方法です。
そうすればどうすればTVが観れるようになるのかがわかる上に、余計なお金もかからないですみます。
これには少し注意点があるので、お伝えしておきますね。
NTTのTV工事をする工事者が来たときに、まずは自分でできる場合は工事を断りたいということを伝えておきます。
そして工事者が屋内の配線などをいろいろ確認してくれるので、その時にもなるべくついて行って状況を確認するようにしましょう。
必ず工事を実施する前に、どういった工事内容になるのかを説明してくれるので、そのときの内容で自分ができそうかどうかを判断しましょう。
もし無理そうならそのまま工事を依頼し、自分でできそうであればその時点で断れば工事料金は一切かかりません。
実は我が家もその方法で共聴工事は自分達で行いました。
中古の物件を購入したので宅内の配線などがわからなかったのですが、工事の方が詳しく教えてくれたので自分達で分配器の差し替えなどを行い、無事に視聴できるようになりました。
なのでもし少し不安だけどできることなら自分でやってみたいと思う場合は、とりあえず共聴工事を依頼してみて、当日どうするかを判断すれば大丈夫ですよ。
ちなみに工事の人によっては、工事内容を確認しないまま工事を実施してしまうこともあるかもしれないので、まずは工事者が来た時に必ず自分でできればやりたいことを伝えてくださいね。
そうしないと自分でできるようなとっても簡単な工事内容なのに、19,800円かかってしまうことになってしまうので注意してください。
まとめ
いかがでしたか?
条件さえ当てはまれば、共聴工事は頼まなくてもいい場合や自分でできることも考えられます。
もしこの記事を読んで自分でできそう!と思ったのであれば、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
共聴工事を自分でできるかどうか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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