テレビを見るために必ず必要な、壁のテレビ端子。
丸くて太いテレビ線を差し込む、テレビコンセントと呼ばれるものですね。
そのテレビ端子がない部屋で、テレビを見たくなることって結構あるんですよね。
必要ないだろうと思ってつくっていなかったり、中古で購入した家だったからもともとなかったり…
けれどテレビ端子がないからといって、諦める必要はありません!
実はテレビ端子がない部屋でテレビを見る方法って、いろいろあるんですよ。
今回はそんなテレビのコンセントがなくても地デジを視聴できる方法を集めてみました。
簡単に自分でできてしまう方法から、工事を依頼する方法までいろいろあるので、ぜひ自分に合ったテレビの視聴方法を見つけてみてくださいね。
初めまして、ひかりmamaです!10年以上インターネット回線のコールセンターで働いていました。複雑でわかりにくいネットや電話の契約について、少しでもわかりやすい説明ができればいいなと思い、このサイトを立ち上げました。 何かわからないことがあれば、いつでもお問い合わせくださいね。
テレビ端子なしで見る方法1.テレビ端子を増設
まずは1番最初に思うことが、ほかの部屋と同じように見たい部屋にもテレビの端子を作ってしまおうということですよね。
テレビ端子って、こういう壁にある丸い差込口です。(右側)
必要な場所にテレビ端子さえ作ってしまえば、そこにテレビを接続するだけなので簡単です。
けれどテレビ端子を作るということは、その手前の部分の壁の中の配線もすべてしなければいけません。
自宅の配線や配管の状況が分かっている人であれば自分でできるかもしれませんが、なかなか素人ができることではないですよね^^;
なので工事業者に依頼する必要が出てきてしまいます。
地元の電気店や電気配線工事を行っているところへ依頼すれば、安くて1~2万円程度で行ってくれます。
けれどこの方法は、壁に穴をあけて新しく端子を作る、もしくはもともとコンセントがある場所に差込口を増やすので、持ち家の一戸建てでないと厳しいですね。
マンションや集合住宅、借家の場合はほかの方法を検討しましょう。
テレビ端子なしで見る方法2.近いテレビ端子から配線
次に思いつくのは、現在テレビを見ている部屋などからテレビ線を直接配線してくる方法です。
今回テレビを追加したい部屋から1番近いテレビ端子を探し、そこから線を伸ばしてくればテレビは視聴できるようになります。
同じ部屋の中でもテレビ端子が遠いといった場合も、やっぱりこの方法が1番手っ取り早いです。
もしその端子がすでに、ほかのテレビとつないでコンセントがふさがっていたとしても大丈夫です。
テレビ端子は1つしかないと思うので、そこに分配器という線を2本に分ける機器を取り付ければOKです。
イメージはこんな感じです。(下手な絵ですみません><)
分配器は家電量販店などで売られていますが、Amazonや楽天で購入したほうが安いですよ。
もちろん家の中の廊下などを線を這わせる必要があるので、テレビ線も長さによって購入しなければいけません。
テレビ線もネットで安く販売されているので、長さに合ったものを購入してくださいね。
『アンテナケーブル』や『同軸ケーブル』と書かれているものになります。
また部屋の間にドアやふすまなどがある場合は、太いテレビ線を配線してしまうと閉まらなくなってしまいますよね。
そんな場合は薄型のフラットケーブルや隙間ケーブルと呼ばれるものを使えば、きちんとドアを閉めることができますよ。
こちらは薄型のもの。
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こちらは極細タイプのもの。
ただし薄いものや細いものは50㎝程度と短いので、ドアの部分だけしか使うことはできません。
ほかの配線部分は、通常の太いケーブルを這わす必要があります。
自分である程度簡単にできる方法ですが、壁に線を這わせたりは見た目がよくないのが嫌だという人も多いかもしれませんね。
とにかく見た目は気にしないから、テレビが見れればいいという人にはおすすめの方法です。
テレビ端子なしで見る方法3.室内アンテナ設置
続いては室内アンテナを設置して、地デジを視聴する方法です。
最近はとっても小型で、しかもおしゃれな室内アンテナがたくさん出ています。
例えばこんなものや…
こんな小さなものまで。
こちらは1,000円ちょっとと、お値段もとってもお安いです。
けれど室内アンテナで視聴ができるのは、電波が強い場所に限ります。
テレビの電波塔が近かったり、都心のほうであればある程度窓側に設置することで受信できることも多いようです。
けれど山間部や電波塔から距離がある場合は、室内アンテナでは視聴ができないかもしれません。
アンテナに『強電界地域用』と記載があれば、それは電波が強いところ向けということになります。
電波が強いかわからない、もしくは弱いとわかっている場合は『中・弱電界地区』対応のアンテナを購入したほうが安心です。
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室内アンテナで視聴ができるかどうかは、やってみないとわからないというのが正直なところです。
けれどひとつの目安として、こちらのページで受信レベルを確認してみるのもいいかもしれません。
『放送エリアのめやす』 公式ページ ⇒ http://apab-tv-area.jp/
また近くの家を見てみて、屋根に大きいアンテナではなく小さめのアンテナや、壁に設置するタイプの薄型のアンテナをつけている家がある場合は、受信レベルが高い可能性があります。
ただ、なかなかそんなのは見てもわからないですよね^^;
あとは近くの電気屋さんに、その地域の受信レベルなどを聞いてみても詳しく教えてくれるかもしれませんよ。
テレビ端子なしで見る方法4.ベランダにアンテナ設置
室内アンテナだと受信レベルが弱くて映りそうもない…
そんな地域なら、ベランダにアンテナを設置するのもいいですよ。
ガラスやカーテン1枚ないだけでも、受信レベルは変わってきます。
テレビを設置したい部屋の窓の外にアンテナを設置すれば、少しでも強い電波を受信できるようになります。
先ほど紹介したこのアンテナは、室内/屋外兼用のアンテナなので外に設置も可能です。
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こんなベランダに設置できるタイプもあります。
室内に設置する場所がなかったり、小さな子供がいて室内設置は難しい時には、屋外の設置のほうがいいかもしれませんね。
屋外に設置した場合も、先ほどの隙間ケーブルを使って窓の部分を配線すれば、窓を閉めれないということもないので安心です。
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テレビ端子なしで見る方法5.ホームネットワーク接続
アンテナ設置は映らないリスクがあるので、もっと安全な方法でいきたいという場合。
無線LANで対応の録画機とテレビをつなぎ、インターネット経由で今放送している番組などを視聴することができます。
こんなイメージです。
インターネット回線と無線環境が自宅にあること前提ですが、もしそういった環境があって対応機器を使っているならアンテナ端子がなくても視聴できるかもしれませんよ。
パナソニックのTV(ビエラ)やレコーダー(ディーガ)、SONYのブルーレイディスクレコーダーなどが、そういったホームネットワークを構築できます。
詳しくは各メーカーのHPをご覧くださいね。
ただし無線LANなので、必ず確実に届くのかはやってみないとわかりません。
1階のリビングにレコーダーがあって、2階の端の部屋でTVを見たいときなどは、無線が届かない可能性もあります。
またテレビを見るときの操作も、リモコンで電源を入れるだけではなくてアプリを選択してからチャンネルを選んだりと、ちょっと面倒なことがある場合も。
テレビを増やすためにレコーダーやインターネット回線を導入するのは大変ですが、もともと環境がそろっているならテレビを増やすだけなので簡単かもしれませんね。
テレビ端子なしで見る方法6.ポータブルテレビ購入
もしテレビを増やすために新しいテレビを購入しようと思っているのであれば、ポータブルテレビを購入してしまうというのも簡単な方法です。
テレビ自体にフルセグやワンセグが搭載されているテレビなので、アンテナがなくてもどこでも持ち運びしてテレビの視聴ができます。
また防水仕様のものも多いので、お風呂の中へもっていくことなども可能です。
サイズは10インチくらいの小さなものもありますが、案外大きめの16型などにすれば案外楽しめますよ。
またパナソニックからは、『プライベート・ビエラ』というブランドで19型のポータブルテレビまで出ています。
こちらは家の中のテレビ端子にチューナーを接続して、テレビで電波を受信するタイプ。
防水タイプのものもあり、これなら家じゅうどこへもっていってもテレビを視聴することができますよ。
大きさもある程度大きいし、これからテレビを購入するのであればこういったポータブルテレビにすれば配線など気にしなくてよくなりますよ。
テレビ端子なしで見る方法7.フレッツテレビや光回線のテレビサービス接続
ここからは、インターネットの回線がすでにある人向けのお話になってしまいますが…
もし今自宅でフレッツ光や、ドコモ光、ソフトバンク光などのフレッツ系の回線が開通済みなのであれば、フレッツテレビを追加することで地デジやBSが視聴できるようになりますよ。
特にフレッツのルーター本体が、今回TVを追加したい部屋にすでに設置されているなら、簡単な工事のみで視聴できるようになります。
現在の回線事業者に連絡し、テレビのサービスを追加したいこと、そしてテレビとの接続は自分で行うことを伝えればOK。
工事費用は10,000円程度かかってしまいますが、工事が終わればNTTが設置する映像用回線終端装置とテレビをテレビ線で接続するだけでOKです。
イメージはこんな感じです。
引用:NTT西日本公式HP
ただし、もし今すでに設置されているルーターが別の部屋にあったり、離れた場所にある場合はあまりおすすめしません。
ルーターの部屋からテレビを見たい部屋まで、テレビ線を配線してくる必要が出てきてしまいます。
またこのフレッツテレビで視聴するデメリットは、月々の視聴料が発生すること。
825円の固定費がテレビ料金としてかかってしまうので、他の方法よりも費用がかってしまいますね。
お金がかかっても確実な方法でテレビを視聴したい!という場合は、検討してみてもいいかもしれません。
ただしまだフレッツテレビに対応していないエリアもあるので、その場合はあきらめるしかないです。
テレビ端子なしで見る方法8.ひかりTV接続
もうひとつ、フレッツ系の回線もしくはNURO光(東海・関西エリア以外)の契約が現在ある場合。
ひかりTVの申し込みをすることでも、地上デジタルやBSデジタルの視聴が可能になります。
特にひかりTVチューナー機能対応テレビを利用しているなら、チューナーのレンタルも必要ないので月々1,100円で地デジとBSデジタルの視聴が可能です。
ひかりTVのメリットは、なんといっても工事の必要がないこと。
初期費用は不要なので手軽に始めることができますよね。
ただしひかりTVで地デジを視聴できるエリアは限られているので、対応エリア以外だと地デジの視聴はできません。
詳しくはこちらで確認ください。⇒ひかりTV地デジ対応エリア
また、ひかりTVで配信する地デジは一度録画したものを配信しているので、アンテナなどの電波で視聴する地デジの放送より少し遅延があります。
データボタンで参加するクイズやアンケートなどにも参加できない場合もあり、少し通常の地デジとは異なるので注意が必要です。
ひかりTVの重要事項説明にも、このような記載があります。
- 電波で受信する地上デジタル放送に比べると若干の遅延が起こり、また、チャンネル切替に時間がかかります。
- 電波で受信する地上デジタル放送に比べると、データ放送の画面表示内容や表示に必要な時間に、若干の差がある場合があります。また、データ放送の双方向サービスを利用した視聴者参加型番組において、投票結果が送信できない、投票結果が正確に反映されない、抽選に参加できない、賞品が受け取れない等の事象が発生することがあり、通常の地上デジタル放送と同等のサービスが受けられない場合があります。
引用:ひかりTV重要事項説明
けれどとにかく手軽に始められて、工事がいらないというのがポイント。
ビデオチャンネルや専門チャンネルも視聴したい人は、今なら2か月無料期間もあるのでお試しで初めてみてもいいかもしれませんね。
くわしくはひかりTVのHPをご覧くださいね。
テレビ端子なしでテレビを見る方法 まとめ
テレビ端子やコンセントがない部屋で、テレビを見るための方法をいろいろお伝えしてきました。
自分でできそうな方法や、使い方に合った方法は見つかりましたか?
どの方法も一長一短で、メリットもあればデメリットもあります。
今後長くTVを視聴するのか、それとも一時的なのかなどによっても、選択する方法が異なると思います。
テレビ端子がない部屋でのテレビの視聴に困っている方の、参考になればうれしいです^^
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